墓イメージ

祖母の愛したガーデニングを活かしたお墓

亡くなった祖母とは仲もよく、趣味なども合うため色々な事を一緒に行っていました。
生前祖母と共に行ったのが家族で入る事の出来るお墓の設計です。
祖母は昔からデザインやガーデニングなど色々な趣味が合ったため、それらを活かした綺麗なお墓を作りたいとよく言っていました。
実際にお墓を作ろうと考えたときに自分にも相談してくれてどうせなら他にないオリジナルなものを作ろうということになり祖母は墓石のデザインを私はその周囲を飾るためのデザインをしてみる事になりました。
家は元々キリスト教徒であったため形状はそれなりに自由だった事もあり祖母のデザインしたものは名前を刻まず祖母の一番好きなバラの花をモチーフにした文様と聖書から好きな言葉を彫りこんでもらうことにしました。
自分に任されていたお周りのデザインは所有していた場所が意外と広く自由に扱えたため、祖母との共通の趣味でも合ったガーデニングを活かしたものにしました。
コンセプトとしてはいわゆるお墓というよりは作りこんだお庭の一角にそれがあるというものにしました。
レンガや芝生、樹木や花々の配置選択など日頃から自宅の庭でも行っていた作業のため楽しんで行えた事を今でもよく覚えています。
特に気をつけたことといえば祖母が一番好んだ植物や色を中心に落ち着きのあるシックなデザインで全体を構成した点です。
今でも知らない人が見ると手の込んだ西洋風のお庭に見えるようで、狙いとしては成功でした。
祖母ともどもデザインしたものをラフスケッチにおこし、祖母は石材店、私のほうは日頃からお世話になっていたガーデンデザイナーの方にお願いして実際に形にしてもらいました。
今から考えるとお墓ができたのが祖母のなくなる2年ほど前です。
実際に出来上がったときには祖母も大変喜んでいました。
生前はそこで毎日のようにガーデニングを楽しみお庭として見事に形を作っていき、亡くなった時がちょうど春先だったため葬儀の頃には草花が見事に咲き乱れる光景でした。
現在では私が植物の管理を行っていますが、植栽する植物はやはり祖母が一番好きだったものを中心にしています。
なくなってからもきっとこの庭の風景を眺めて楽しんでいてくれると感じています。
最近では祖母の命日にはその場所でガーデンパーティー形式で祖母の友人や身内などが集まり祖母との思い出に花を咲かせています。
元々あまり型にとらわれない性格だった祖母にピッタリのお墓になったことを家族も大変喜んでいます。
また祖母と過ごした最後の時間を共に同じ作業を通して思い出を作れたことも本当によかったと感じています。
この様な形は一般の型から見れば何か変に見えてしまうこともあるかもしれませんがやはり常識にとらわれずに故人が一番喜んでくれるものになるのが最も重要な事と今でも確信しています。
祖母の場合には植物や自分のデザインした形が最も喜べるものだったのでこれも間違いではないと考えています。
お庭のような形式にしたうえ、自宅からもすぐの場所にあるので家族もしょっちゅう足を運んでおりいつでも祖母に会えるため寂しがっている事もないはずです。
これもこの様なデザインにしたメリットの一つです。
特別な日だけに参るのではなくいつでも極自然に足が運ぶ事というのは他ではなかなかできない事のように感じています。

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